市立野川中学校(堀川芳夫校長)の松本琴和さん(3年)が女子ソフトボールU-16日本代表選手に選ばれた。7月10日から16日にかけて開催されるカナダカップショーケースゴールドトーナメントに投手として出場する。
松本さんは野川中女子ソフトボール部に所属し、エースとして90キロを超える速球を武器に活躍している。4月末から5月にかけて開催された市春季リーグでは同校を優勝に導いた。
代表入りは、U-14に続いて2度目。4月に行われた選考会を突破し、U-16日本代表の座を手にした。「前回は緊張で自分のプレーができなかった。U-16では経験を生かしてチームのために頑張りたい」と意気込みを語る。
松本さんがソフトボールを始めたのは小学3年生の時。友人に誘われて地元チーム「野川ポピーズ」に入った。卒業後は野川中ソフトボール部に入部。代表選手のほとんどがクラブチームに所属する中、松本さんは部活に所属して練習を積んできた。
転機は2年ほど前。自主練習でバッティングセンターを訪れていた際、名門ソフトチームでコーチをしていた石田佳久さんに声をかけられた。石田さんは「隣の投球スペースから聞こえてきたキャッチングの音に、中学生がこんな速球を投げるのかと驚いた」と話す。その後は部活に加えて、週3回ほど指導を受けている。松本さんは「この出会いがなければ代表入りはなかった」と振り返る。現在は、投球の幅を広げようと変化球も特訓中だ。松本さんは「代表チームでもまれながら、自分の持ち味の速球はもちろん、コントロールをもっと磨いていきたい」と話す。
2008年の北京五輪を最後に正式種目から外されていたソフトボール。20年の東京五輪で正式種目となった今、3年後を見据え代表でのプレーに全力を注ぐ。
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