菅生中学校陸上部3年の麻生涼馬君が、8月21日に熊本県のえがお健康スタジアムで開催された、第44回全日本中学校陸上競技選手権大会の男子走高跳決勝で、1メートル90を跳び、見事準優勝した。
麻生君は、1年生から同校の陸上部に所属していたが、これといって専門の競技はなくいろいろな種目をやっていた。そんな中、昨年の夏に顧問の西入博貴教諭から、「身長もあるから走高跳をやってみたら」と勧められ、本格的に取り組みだした。当初は目を見張るような記録ではなかったが、3年生になった今年の4月に急に10センチも記録が伸び、全国を狙える位置に浮上したという。
本人はその理由について、正直よくわからないとするものの、「市や県の大会に出場するようになって、他の選手から刺激をうけ、『負けたくない』という気持ちがすごく湧いてきたのは確か」と話す。
全国大会では、1メートル90を1回目でクリアし、自身のベストである1メートル91を上回る1メートル93に挑戦したが、残念ながらベスト更新はならず、それをクリアした優勝者に次いで準優勝となった。
西入教諭は「彼の強みはどの大会でも緊張せずに自分の世界を作れ、普段の力を発揮できるところ」と評価。麻生君も「1本目でも落ち着いて跳べる自信がある」と話す。
今後は今月の市や県大会を経て、来月横浜市の日産スタジアムで行われる学年別の全国大会『JОCジュニアオリンピック』での優勝をめざす。「熊本の優勝者も出場するので、今度は勝って優勝したい」と、さらに闘志を燃やして臨む。
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