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宮前区版 公開:2011年1月28日 エリアトップへ

地域一丸の子育てを考える 保護者や地域住民、教師など約80人が参加

公開:2011年1月28日

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パネルディスカッションでは議論が白熱
パネルディスカッションでは議論が白熱

 市民館自主企画グループ「風の泉」と川崎市教育委員会主催の教育シンポジウム「子供の成長はみんながうれしい〜教育の共同性の再生」が15日に開かれた。教育に関心のある保護者や教師、地域の住民など約80人が参加し、学校を含めた地域での子育てについて意見交換した。

 このシンポジウムは地域の教育をテーマに行われた4回の講座の最終回。今回は市教育委員会教育長金井則夫さんの挨拶のほか、市立下作延小学校校長橋本晃一さんによる基調講演や、市の教育プランを作った一人である田中雅文さん(日本女子大学教授)をコーディネーターに迎えたパネルディスカッションを行い、地域一丸の教育について総括した。

 パネリストには小笹奨さん(市立土橋小学校コミュニティ・スクール担当教諭)、筈見ゆう子さん(宮前平小学校PTA会長)、生駒みをさん(市立菅生中学校区地域教育会議事務局長)らが参加。小笹さんは「地域の人たちが(学校・子どもの)情報を共有することが大切」、筈見さんは「保護者が学校に対して協力したい気持ちを大切に」と話した。また、生駒さんは菅生中学校で取り組んでいる地域住民がボランティア講師となって行う放課後の「プラス1学習会」を紹介。「勉強だけでなく地域の人々とコミュニケーションすることで子どもたちの気持ちが安定し、学習意欲にもつながる”プラス1効果”がキーポイント」などと話した。その後の質疑応答では、プラス1学習に対して「教育現場に第3者(地域住民)が入ることで学校側からの反対がなかったか」といった質問が出たが、「子どもたちに教えようと集まった大人が子どもと関わることで学ぶことも多いと感じる人が多く、信頼関係が築ける。子どもたちにも変化が生まれれば学校や先生たちも変わる」と積極的な関わりが状況を変えると答えた。

 主催の「風の泉」メンバーの吉見江利さんは「子どもの成長を見守る目は地域の再生にもつながる」と話す。

 また、今後はこのシンポジウムの報告書を作成し、市に学校と地域が連携していくための提案を行う。
 

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