理科離れが叫ばれる中、子どもに科学の楽しさを感じてもらおうと、宮前平グリーンハイツの住民有志らが団地内の集会室で科学体験イベント「科学の広場」を企画した。参加した児童や父母らの反響も上々で、住民らは来年度も実施を計画している。
企画したのは同団地に住む笠井文生さん(38歳)と友人、住民有志ら。団地内の集会室を利用して1月8日から今月13日までの土日で計5回実施した。子どもたちは「セロハンテープで作るステンドグラス」や「いろいろスライム」など、短時間で作れる工作を楽しみながら科学の基本原理に触れた。国が行なっている地域向けの科学技術振興支援事業による助成金で材料費などをまかなうため、参加費は無料。笠井さんらは団地自治会の協力を得て、団地内の掲示板にチラシを貼るなどして呼びかけ、結果5日間で延べ100人を超える子どもが参加した。
「教えるのではなく、あくまでも興味を持つきっかけづくりの場になれば」と笠井さん。同団地在住で小学生の子ども2人と参加した室田真紀さんは「身近な場所で気軽に楽しめるのがいいですね」と話す。笠井さんらは来年度分の助成金も申請し、認められれば同じ集会室で実施する予定だ。
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