10周年を迎えた宮前区区民活動支援コーナー運営委員会 会長 中原 亨さん 有馬在住 69歳
宮前の魅力伝える人の輪
○…平成12年6月に区役所内に設立され、昨年10周年を迎えた区民活動支援コーナー運営委員会の会長。今月、その記念誌「みやまえ市民活動のなかま」を発行した。ストレートなタイトルには「区内で活動する団体同士がお互いの活動を理解すること。そしてたくさんの区民に、活躍出来る場がこんなにもあるんだと知ってもらえたら」という思いが込められている。記念誌には区民活動を行っている80団体の情報を収録。「川崎7区の中でナンバーワンの支援コーナー」を目指す。
○…ボーイスカウト川崎地区49団の団長を務めていた時、知人に「地域で活躍する団体やグループを支援する区民の組織ができる。一緒にやらないか」と声をかけられたことがきっかけで区活動支援コーナーの立ち上げに参加した。当初の登録は43団体。ルールづくりから始め「1つのものを皆で完成させる」という、ボーイスカウトで学んだ信念で組織をけん引した。7年前から会長を歴任。そのポリシーは「まず自分が率先してみせる」。大きな背中にメンバーの信頼も厚い。
○…満州生まれ。終戦後、鹿児島に渡り、学生時代を過ごした。高校3年間は寮生活を経験。毎朝6時に起床、勉強時間や遊び時間も徹底して管理された「とても厳しかった。でも仲間と力を合わせる大切さや集団生活の重要性を学んだ」。その後材木の加工会社や半導体の製造会社などに勤めた。どの仕事も共通していたのが検査。「コツコツする地味なことがあっていたのかな」。真面目に一つひとつ仕事をこなす姿勢は今も変わらない。
○…「ボランティアが趣味のようなもの」とニコリ。地元有馬町内会6丁目の支部長やまちづくり協議会などの地域活動に尽力している。「宮前は緑豊かで人がやさしいまち」。頭の中はこの魅力を多くの区民に伝えることでいっぱい。そのためにも「人の輪を楽しみながら広めたい」と笑う。
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4月19日
4月12日