先月に信号の制御方法が変更された尻手黒川線の清水台交差点で、「変更前よりも渋滞が悪化している」などの苦情が相次ぎ、信号を制御する県警本部が制御時間を一部変更したことが分かった。
信号制御の変更は事故防止を図る目的で、先月9日から尻手黒川線の清水台、稗原ほか鷺沼駅前などで実施された。主として直進車と右折車および歩行者と右折車の通行を分ける方式に変わった。
しかし、清水台ではこの直後から渋滞が悪化。ドライバーのほか、歩行者からも「待ち時間が長くなった」「変更前に戻してほしい」との苦情や要望が宮前署に寄せられた。さらに市バスでも、「渋滞の影響で清水台を通る溝15、16系統(犬蔵線)で、最大1時間の遅延が発生した」(市交通局運輸課)という。
これを受けて、信号制御を所管する県警本部交通規制課では、方式はそのままに「青信号の時間を実質変更前と同じ」に修正。市バスでもこれ以降は大きな遅延は起きていないという。
市内でも指折りの「渋滞のメッカ」として知られる同交差点。県警本部でも「実情に応じて必要なら更に修正していく」としている。一方、同場所が事故多発交差点であることも事実。昨年4月から今年2月までの区内の人身事故は764件で、その多くは尻手黒川線で発生。ここ清水台でも8件の人身事故が起きている。宮前署では「信号制御は事故を少しでも減らすための措置」と話し、区民の理解を求めている。
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