神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2011年4月8日 エリアトップへ

震災影響企業アンケート 84.8%が経営に支障 川崎商工会議所緊急実施 金融支援望む声多数

公開:2011年4月8日

  • LINE
  • hatena

 先月11日に発生した東日本大震災後、「経営に支障を及ぼす影響があった」と答えた市内企業が84・8%に上ったことが川崎商工会議所(山田長満会頭)の実施した緊急アンケート調査で分かった。

 調査は震災発生直後の先月16日から22日までの1週間、川崎市内に事業所を構える会員企業370社を対象に同商議所職員の直接面談やメール、ファックスなどで実施。62・2%にあたる230社から回答が寄せられた。

 経営に支障を及ぼすと回答した195社のうち、71社が「計画停電による営業時間の短縮・休業」を原因に挙げ、次いで59社が「ガソリン等の燃料不足による仕入れや配送の遅れ」と答えた。また、「取引先の被災による影響」を挙げる企業が26社あった(回答は複数可)。 

 今後見込まれる経営への影響の対応策について、約30%にあたる71社が「何らかの対応を行う」と回答。一方で「分からない」「現時点では特に対応を考えていない」と答える企業があわせて約60%の141社に上った。

 企業側からは支援を求める声も寄せられ、中でも60社が「金融支援」を望んだ。また、「防災対策セミナーの実施」(18社)、「電気・ガソリン等のライフラインの復旧と安定供給」(11社)を挙げたほか、「相談窓口の強化」(9件)や「情報提供・開示」(9件)を求める声も寄せられた。

 川崎商工会議所では現在、直接的・間接的に被災した中小企業を対象に特別窓口を開設し、融資や債務返済などの相談に応じている。
 

宮前区版のトップニュース最新6

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook