宮前平中美術部 大階段アートに挑戦 「ふれあいフェスタ」のシンボルに
市立宮前平中美術部が来月15日に開かれる「第17回みやまえふれあいフェスタ」で、「大階段アート」に挑戦する。今年は特に震災の被災地支援を目的とした募金活動を盛り込み、中学生ら地域の若い力でフェスタの新たなシンボルづくりを目指す。
キャンバスとなる階段は、宮前区役所と市民館をつなぐ市民広場にある。高さ4・5メートル、30段あり、同フェスタのシンボルとして道路側からも見ることができる。
宮前平中学校(香山哲哉校長)美術部では「全員で良い作品を作る」をモットーに活動しており、今回も「共同制作は自分たちの得意分野」と快諾。制作にあたっては各部員が案を作り、オーディションによって原画を決めた。作品は階段アートに用いられるシールにアクリル絵の具で描く。同部顧問の小森岳彦教諭は「選出されたのは1作品だが、全員で制作し、途中、原画よりも良い案が出れば修正しながら作成しているので、部員のアイディアが結集した作品になる」と話す。原案に選ばれた武田ちひろさん(3年)は「テーマは自然と生き物。たくさんの動物と植物で階段を埋め尽くしたい」と意欲を見せる。
同部では、今月20日から鉛筆書きをもとに色塗りを開始。およそ1週間かけて完成させ、イベントの広報も兼ねて開催2日前にあたる来月13日から階段に貼り付ける予定だ。部長の神山莉奈さん(3年)は「作品を通じて、自然も生き物も自分たちも日本も世界も全部つながっていることを表現したい」と話す。
宮前区役所地域振興課の大竹薫課長は「当日は彼らのほかに川崎北高校文化部も全面協力してくれる。若い力で地域を元気にし、それが被災地支援にもつながれば」と話し、区民の来場を呼びかけている。
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3月22日
3月15日