区内宮前平の温泉施設「宮前平源泉湯けむりの庄」(宮前平2―13―3/三谷祐策支配人)がこのほど、区民の健康づくりを温泉で増進・普及させる施設として厚生労働省から認定された。認定は全国で35施設目。県内では初となる。今後は館内や屋外でできる健康プログラムを充実させていくという。
「温泉利用プログラム型健康増進施設」とは厚生労働省が国民の健康づくりを推進し普及を図る目的で6年前から認定が始まった制度。健康増進のための温泉利用プログラムを有し、安全かつ適切に行うことのできる施設が対象。全国で37ヵ所の施設が認定されており神奈川県では初となる。温泉街が町おこしの一環で認定されることは多いが、市街地にある温泉施設が単体で認定されることは少ないという。
同施設の三谷祐策支配人は「地域の皆さんの健康づくりに関わっていきたくて進めてきた。施設の魅力や健康づくりに対する思いが選定側にも伝わったのでは」と話している。
同施設は2007年にオープン。1年後には認定を目指して準備を始めたが、「チェック事項が厳しく、一度は諦めたこともあった」と話す。その後、2010年秋に正式申請し、今年3月9日に認定が下りた。2日後に東日本大震災が起こり、最近まで発表を控えていた。
施設では今後、「健康増進」をテーマに、支配人による温泉講話や健康教室、食のイベント、屋外でのウォーキングなどを随時実施していくという。
「認定されたからといって来館者数が増えるわけではない。いかに健康に役立つ教室やイベントを継続して提供していけるかがポイント」と話していた。
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