神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2011年7月22日 エリアトップへ

フロンターレスタッフ執筆の本が脚光 スポーツビジネス・地域活性を指南

公開:2011年7月22日

  • LINE
  • hatena
著書を手にする天野春果さん印税はスポーツを通じた東日本大震災被災地支援活動に役立てるため全額寄付される
著書を手にする天野春果さん印税はスポーツを通じた東日本大震災被災地支援活動に役立てるため全額寄付される

 地域密着を掲げ、様々なプロモーション活動を展開するサッカーJリーグ・川崎フロンターレ。同クラブは「試合の勝敗に左右されないクラブ作り」を方針にファンの拡大に力を注ぐ。このほど、同クラブのスタッフが15年の経験をもとに、スポーツの持つ可能性を訴えた本を執筆し、脚光を浴びている。

 本のタイトルは『(スポーツでこの国を変えるために)僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ』。6月17日に発売され、一週間足らずで早くも重版が決まり、売れ行きは上々のようだ。

 著者の天野春果さんは川崎フロンターレに入社して今年で15年目。これまで様々なプロモーション活動の仕掛け人として知られる。昨年9月に執筆依頼を受け、フロンターレでの取り組みに一定の考え方がまとまったことから、出版に踏み切った。

 同書では川崎市唯一の相撲部屋、春日山部屋とのつながりから共同企画に至るまでの経緯や本のタイトルのバナナを使った企画をはじめ、自身がこれまで手がけてきたプロモーション活動について、エピソードを交えながら紹介。この中で天野さんは「クラブ作りの鍵を握るのは行政、街、スポンサー、サポーター、ボランティアなどとのつながり」。「集客の鍵は郷土愛にある」と、「スポーツを活用し、街を豊かにする」ことの大切さを訴える。

 近年、日本の大学や専門学校ではスポーツビジネスが花盛りだが、大概はいわゆる移籍金や放映権といった話題ばかり。天野さんから見ると、こうした話題は「スポーツビジネスのほんの一部に過ぎない」と言い切る。むしろクラブ経営は「泥にまみれながら手間暇をかけてじっくり作物を育てる有機農業に近いものである」と強調し、日本におけるスポーツビジネスへの認識を変えてもらうためにも出版したのだとも語る。小学館から1470円(税込)で発売中。
 

宮前区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

市民の「誇り」向上

市民の「誇り」向上

都市イメージ調査

4月5日

女性管理職は過去最高

川崎市

女性管理職は過去最高

職員2024年度人事

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook