宮前区内の二輪車盗が急増している。今年1月から8月までの発生は304件。これに伴い刑法犯全体の発生件数も昨年と比べて111件の増の853件となった。
宮前警察署(長澤嘉信署長)では「巡回パトロールを強化し、抑止に努める」と話す。
今年1月から8月までに発生した刑法犯の内訳は、強盗4件、傷害33件、恐喝1件、窃盗639件。内、急増しているのが窃盗だ。中でも自転車、オートバイ等二輪車盗が増え、窃盗の内の約48%、総発生件数の内でも約36%を占めている。
増加原因について宮前署は不明としているが、発生の特徴として▼被害場所の55%がアパート、マンション等の集合住宅である▼オートバイ盗116件の内の48%が有馬(1〜4、6、8、9丁目)、野川、鷺沼(1、2、4丁目)、南平台で発生している▼オートバイ盗の被害車両の約50%がハンドルロックがなかったことを挙げている。
また、犯人については「組織ではなく個人、成人よりも少年による犯行が多いのでは」と話している。
現状を受け、宮前署ではパトロールを強化。二輪車の利用者に声をかけ、盗難車かどうかを確認している。
「二輪車盗も空き巣も同じ窃盗事件。犯罪のない環境づくりにむけ、署をあげて抑止に取り組んでいく」と宮前署。
区内の刑法犯罪発生状況は同署サイト内のみやまえ警察かわら版で随時発表している。
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