宮前区観光協会主催のウォーキングイベント「大山街道を歩く」。9月28日、赤坂御門(東京都千代田区)をスタートし、2回目となる10月26日、宮前区鷺沼を通過した。一行は街道上の史跡などを巡りながらゴールの大山山頂(神奈川県伊勢原市)を目指す。
同イベントは大山街道が宮前区も通っていることを知ってもらおうと宮前区観光協会が企画した。同協会は「大山街道といえば高津区が有名だが、宮前区にも通っている。このイベントを機に認知されていけば」と期待を寄せている。
赤坂御門に始まり大山山頂で終わる大山街道。江戸時代中期に大山阿夫利神社詣りの道として栄えた。同街道全長約82キロメートルを8回に分け、1日4〜5時間、7〜13キロメートルほど歩く。ゴールは3月下旬の予定。街道沿いに残る史跡などを巡りながら街道全体を完歩するのは初めての試みだという。今回は区民を中心に27人が参加した。
中心となって企画したのは宮前区観光協会理事でガイドリーダーを務める三谷益巳さん(70歳・小台在住)。20年前からこの企画を練っており、下調べに同街道を3回歩いたという。
三谷さんは街道の魅力を「ゴールの大山が要所要所で眺められたり、徐々に近づいてくるのが楽しく、モチベーションが続く」と話している。
9月28日にスタートした一行が宮前区を通過したのは2回目の10月26日。用賀駅を出発後、岡本太郎の生家(二子新地)や大山街道ふるさと館(溝口)を通過して午後に区内宮崎へ。宮崎大塚やかつての花作りの中心地、三又集落跡などを見学した。
この日参加した小原一郎さん(70歳・土橋在住)は「一度、大山街道を全部歩いてみたいと思っていた。願いが叶って嬉しい」と声を弾ませていた。
同イベントは来年も実施する予定だという。三谷さんは「区民はもちろん、市民のみなさんにも参加していただけるよう準備を進めたい」と意気込んだ。
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