アンプティサッカー 鷺沼で初の日本選手権 来月3日(土)、フロンタウンに国内3チームが集結
事故や病気等で足を失った人がプレーする「アンプティサッカー」の第1回日本選手権が12月3日(土)、「フロンタウンさぎぬま」で開かれる。主催する日本アンプティサッカー協会では、将来のW杯日本開催も視野に入れ、今大会を足がかりに競技の普及と認知度向上を目指している。
1980年代にアメリカで生まれ、戦争等で負傷した兵士のリハビリとして普及したアンプティサッカー。選手はロフスト・クラッチと呼ばれる日常生活でも使用する杖を支えにボールを蹴る。海外では年々競技人口が増えており、競技を統括する国際アンプティサッカー連盟には現在20ヶ国以上が加盟。一方、国内では2年前に日本アンプティサッカー協会が発足したばかりで、昨年アルゼンチンで開かれた第10回世界大会に初めて代表チームを派遣したものの、現在は東京、神奈川・静岡、九州の3チーム、競技人口は約30人と未だ少ないのが現状だ。
今大会の実行委員長と日本代表監督を務める杉野正幸さん(38歳)は「来年のW杯は元々日本での開催が予定されていたが、震災の影響もあり、開催を辞退した」として「普及と選手強化のためには、まず多くの人に競技の魅力を知ってもらうことが大切」と今大会の重要性を語る。また、「FCガサルス」(東京)所属で、日本代表選手として昨年のW杯にも出場した春田和陽さん(区内在住・40歳)は、「同じ境遇にいる人たちにもぜひ競技にチャレンジしてもらえたら」と話す。
大会は川崎フロンターレほかが協賛、宮前区役所後援。午前10時開場、11時試合開始で、1試合50分(25分ハーフ)で参加3チームによる総当りで行なわれる。観戦無料。また、競技の体験会も予定されている。
詳細は日本アンプティサッカー協会のホームページか協会事務局【電話】03・3965・2490まで。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日