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宮前区版 公開:2012年1月27日 エリアトップへ

今年も140万市民の歯の健康を見守る(社)川崎市歯科医師会の会長 井田 満夫さん 川崎区在住 61歳

公開:2012年1月27日

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継続の力で会を発展

 ○…「地域の皆様のお口の健康維持に寄与する」を主な目的に活動する(社)川崎市歯科医師会は、休日診療や障がい者診療などの「診療事業」、学校健診や施設健診などの「健診事業」、歯の健康に関する「啓発・啓蒙事業」を軸に年間を通じ、様々な活動を行っている。昨年4月からは、かわさきFMにも定期出演し健康情報を発信中。「何より予防が大事。ブラッシングと定期的なチェック(健診)の大切さを、地道に継続して呼びかけていきたい」

 ○…川崎区で生まれ、育つ。祖父、父が歩んだ歯科医の道。開業医の父の姿を見て「自分も当然(歯科医に)なるものだと思っていた」。歯科医になった際には「しっかりやらなきゃ」という責任感に加え、「もう試験がない」との安堵感もあったとか。歯科医の長女とともに4世代が日本歯科大学の卒業生。平成7年には父の跡を継ぎ、川崎区砂子にある井田歯科医院の院長に就任した。

 ○…妻と長男、長女の4人家族。休日にも会の仕事が入ることが多いが、大切にしているのは結婚32年の妻と過ごす時間。買い物も一緒に行き、お酒を嗜む趣味は共通。特に赤ワインが好きで、常飲しているのは程好いコクで、どんな料理にも合わせやすいミディアムボディ。「本当はフルボディがいいけど、なるべくリーズナブルなものをね」。知らない土地を訪ね、地元の人情や味に触れる旅が好きだが、今はなかなか時間がつくれない。

 ○…大正8年、神奈川県歯科医師会橘樹郡支部会として発足し、一昨年に90周年、社団法人設立50周年を迎えた同団体。昨年には企業向けの啓発セミナーをスタート、また有事の際に迅速な支援活動を行えるようにと災害対策委員会も発足させるなど、継続の中から時代に即した新たな取り組みも生まれた。「これからも会としていかに社会貢献できるかを模索していきたい。市民の方々が健康で長生きする一助となれれば」
 

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