川崎市 普通ごみ削減1万8千トン 分別収集ルール改正から1年
川崎市のごみ分別収集ルールが改正され、1年が過ぎた中、同市は普通ごみが11ヵ月で約1万8千トン削減されたことを発表した。同市では、さらなる周知徹底に向け、啓発活動に力を注ぐ。
川崎市は、地球温暖化の要因とされる温室効果ガスの低減を目的に、昨年3月1日から全市でミックスペーパーと市南部(川崎区・幸区・中原区)ではプラスチック製容器包装の分別収集を開始した。
このうち、普通ごみの回収量は、昨年3月から今年1月まで25万1872トンとなり、昨年比で約1万8千トン削減された。
市では周知活動が実を結んだことに加え、東日本大震災や消費低迷による節約志向が削減に結びついたと分析する。
ミックスペーパーとプラスチック製容器包装の収集実績量は、今年度の計画量の約7割に達した。
分別収集がきめ細かく設定されている川崎市南部地域では分別収集の遵守傾向が見られたが、ワンルームマンションなどに住むひとり暮らし世帯などでは分別が徹底されていない向きがあることが判明した。
また、ペットボトルをプラスチック製容器包装のごみとして間違って出すケースもしばしば見られることが分かった。
市民へのさらなる周知徹底を図るため、市はエコ活動に取り組むサッカーJ1・川崎フロンターレと連携し、啓発活動を展開。1日には新丸子や溝口駅前で同クラブとキャンペーン活動を行った。また分別が徹底されていないワンルームマンションなどには、啓発チラシを配布し、再度周知を徹底していきたいとしている。
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3月22日