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宮前区版 公開:2012年3月30日 エリアトップへ

地酒をテーマにした初の自主制作アルバムを4月に発売する津軽三味線奏者 山影匡瑠(まさる)さん 青葉区在住 43歳

公開:2012年3月30日

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自分の音を追及したい

 ○…念願の自主制作アルバム「酔音(よいね)」が4月11日、発売される。テーマは大好きな神奈川の地酒。8曲収録されており全て自身で作曲した。タイトルは「隆」や「相模灘」「昇龍蓬莱」など、地酒の名前が並ぶ。ほかにも、お酒の色味を表現した曲や民謡が収録されている。「津軽三味線の力強さを抑えて、あえてメロディアスに仕上げた。普段、三味線になじみの薄い人にもぜひ聞いてほしい」

 ○…初めて津軽三味線に触れたのは10歳のとき。民謡や三味線が好きだった母の影響で習うようになった。高校時代まで習っていたが、「枠にとらわれないロックのほうが楽しくて」18歳でバンド演奏にのめり込んだ。ギタリストとして活躍するも、33歳の時に転機が訪れた。「メンバーが30歳になり、皆が夢を追うのをやめて他の人生を模索するようになった」。そしてバンドは解散。自分も次の人生に迷っていた時に目に入ったのが津軽三味線だった。

 ○…音幅や演奏曲に制約がある三味線にはしばらく触れていなかった。「不安な部分もあったけど、とても自然に音が入ってきた。自分のルーツなんだなって実感できた」と振り返る。改めて三味線と向き合うようになるとそれまでのイメージは一変した。「意外に自由なんだよね。喜怒哀楽の感情も表現できる。自分にしか出せない音を追求していきたい」。今では伝統音楽にとらわれずに、ロックやクラシックなど様々な人たちとライブを行ったり、作曲活動を行ったりと表現の幅を広げている。

 ○…実家のある宮前区には、今でも家業を手伝いに帰ってくる。「3年前までずっと住んでいたから帰ってくると懐かしい。友だちも多いし、いつかは宮前でもライブを開きたい」と話す。和洋問わず世間で流行っている音楽は全て聞く。「皆がどんな音やメロディに興味を持っているのか知っておきたくて。ヒントはどこにでもあるから」
 

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