区内有馬持田春吉さん 農民考古学者の功績辿る 市民ミュージアムで企画展
農業の傍ら半世紀にわたり市内の遺跡発掘に取り組んできた区内有馬の持田春吉さん(87)の功績を辿る企画展「郷土・川崎を掘る」が、6月30日から市民ミュージアムで開かれている。
持田さんは自宅の畑で掘り起こされる土器から考古学に興味をもち、昭和20年代から開発で失われてしまう遺跡の発掘と出土品の調査・保存を始めた。1979年には私費で川崎考古学研究所を開設。昨年閉所するまで50カ所を越える遺跡発掘を手がけてきた。所蔵資料は2万点。これが同館に寄贈されたことを受けて今展が実現した。持田さんは「寄贈資料は公的な施設で保存してもらうことで、後世まで守られる。多くの人に見てもらいたい」と話す。
会期は8月26日迄。観覧料は一般500円、学生・65歳以上300円、中学生以下無料。8月5日には持田さんの講演も予定される。問合せは同館【電話】044・754・4500まで。
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