川崎鷺沼ロータリークラブ第35代会長 長沼初(はじめ)さん 長栄興業(株)代表取締役 63歳
感動のあるクラブへ
○…区内を中心に奉仕活動を行う川崎鷺沼ロータリークラブの第35代会長に就任した。「選ばれた時はとまどいもあったが、指名されてからは覚悟が決まった。やるからにはピシっとやろうと思う」と意気込みを語る。クラブに入会して19年。これまで培ってきた信頼関係を生かし、副会長や幹事、会計といったサポート役を「最高の役員」で揃えることができた。すでに年間スケジュールを確定させるなど、仕事は早い。「皆さん温かくて優しい方ばかり。本当に心強い」
○…クラブには地域の人たちから声をかけてもらったことがきっかけで入会した。それまでは「寄付団体だと思っていた」とニコリ。実際は「普段、目を向けない世界について考え、行動できる団体だった」。1995年にはスリランカに戦争孤児のための孤児院を作るプロジェクトに関わった。「子どもの目の輝きが忘れられない」と振り返る。来年の5月には視察で同孤児院に再び訪れる予定だ。「作りっぱなしにはしない」と強い責任感をのぞかせる。
○…今年のスローガンは『基本に戻ろう』。「会員同士が語らいながら親睦を深め、勉強するのがクラブの基本だと思う」。メンバー増員も課題のひとつだ。「会合に感動があれば人は増えていく」という考えのもと、会員一人ひとりが例会で自分の仕事が社会にどんな貢献をしているのかを話す時間を増やすという。来年はクラブが35周年を迎える。「社会から活動内容を認知され、真に貢献できる団体へ成長させたい」
○…本業は建設業。先代から引継ぎ、社長を務める。「クラブの会長になってからは毎日が一段と忙しくなり休日がほとんどない。でも充実しているから疲れない」と微笑む。2人の子どもは既に独立、現在は夫人と2人暮らし。ゴルフが共通の趣味。友人からは「周囲を明るくするランプのよう」と言われることも多いという。クラブの未来も明るく照らしていくつもりだ。
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3月22日