宮前区誕生30周年記念事業実行委員会を中心に始まったプロジェクト「宮前重金属発掘計画」の設立総会が6日、開かれた。来年3月までの活動期間中に映像作成やフォーラムを行う予定だという。
この企画は宮前メロンをモチーフにした記念キャラクター「宮前兄妹」と、ヘヴィメタルロックバンド「SEX MACHINEGUNS」のボーカル「ANCHANG」(アンチャン)らがヘヴィメタル(重金属)の世界観をツールにまちおこしや人材発掘をしようというもの。ヘヴィメタルにちなみ地域でこだわりを持って仕事をする人々を発掘し「メタルマン・メタルウーマン」と認定することなどを活動の柱としている。プロジェクトチームは、映画監督の井上秀憲さんがプロジェクトリーダー、石澤桂司区長をサブリーダーに、22人のメンバーで構成。井上さんは「ヘヴィメタルとまちおこしは一見、関係性がないように思えるが、この2つをつなげていくことがプロジェクトの魅力のひとつ」と話した。
総会では、プロジェクトの全体計画やスケジュールなどを話し合った。11月にはフォーラムを市民館で開催する予定。「メタルでまちづくりはできるのか?(仮)」と題したシンポジウムや、ロックでまちおこしを成功させた地域の映像上映も計画する。
現在は脱法ドラッグの使用禁止を呼びかける映像とポスターを製作中。ANCHANGの提案によるもので、学生向けに作るという。宮前警察署や宮前消防署の全面協力を得て撮影される。ポスターは夏休み明けに区内の全中学・高校に配布される。映像は動画配信サイト「ユーチューブ」を通じて配信する。区役所地域振興課の大竹薫課長は「他にはない新しい取組み。区民はもちろん、市内外の方にも興味を持ってもらえたら」と期待を寄せている。
石澤区長は、「区内で唯一無二の活動をしている人や、1つの事にこだわりを持って仕事をしている人たちを発掘し、区民に広めていけるようなプロジェクトにしていけたら」と話していた。
活動は来年3月まで。「プロジェクトが広がりを見せれば、継続していきたい」と井上さんは話している。
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