9月21日、宮前ふれいスポーツフェスティバルのプロデューサーを務める 井上 秀憲さん 南平台在住 45歳
スポーツで社会貢献を
○…区ゆかりのアスリートと様々なスポーツ体験ができるイベント「宮前ふれあいスポーツフェスティバル」の運営を担う。2回目となる今年は子ども向けダンス教室や成人女性向けフィットネス教室、松葉杖クラッチで競技を行うアンプティサッカー体験会など、全世代が楽しめるプログラムにこだわった。「技術を教えるのではなく、そのスポーツを好きになってもらうことを主軸に考えた。そういうプログラムは今までなかったから苦労している」と打ち明ける。
○…本業はスポーツマネージメント。団体や、企業等と契約を結び、競技のPRやマーケティング、イベントなどを手掛ける。日本では発展途中の仕事で複数団体と契約するマネージャーは20人程度しかいないという。そのうちの1人として、「責任は大きい。トップ選手が行っている練習方法などを一般人に落とし込み、介護予防やコミュニティ形成などの分野で”井上流マネージメント”を確立したい」と抱負を語る。
○…広島県福山市生まれ。早稲田大学入学を機に東京に移り住む。卒業後は音楽とスポーツを手掛けるプロデューサーに弟子入りした。コンサートの演出を成功させるうちに、「どうやったら観客数を増やせるのか」とスポーツ関係者から相談を受けるようになり、マネージメントも手掛けるようになった。「映像は納得するまで何度でも撮り直しがきく。スポーツは一瞬だし、最後の最後は選手任せで結果はわからない。そこが面白い」と分析する。
○…「実は宮前区にはトップアスリートが多く住んでいる。今後も楽しいイベントをどんどん考えていければ」。南平台に住み始めたのは4年前。坂が多いぶん、高低差がありいろんな景色が楽しめるとお気に入り。「お世話になった宮前区に対してスポーツでできる社会貢献をどんどんしていきたい」。挑戦と貢献の人生を――。優しい瞳の奥に信念が垣間見えた。
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4月26日
4月19日