地域の課題を区民が見つけ区と協働で解決する第4期の宮前区区民会議(直本享子委員長)は12日、活動の集大成となる提案書を石澤桂司宮前区長に手渡した。石澤区長は昨年からの活動を労うとともに「提案に応えられるよう努めたい」と話した。
第4期の区民会議は2012年4月に結成。任期は2年で14年3月末までとなっている。
今期の区民会議では第3期までのみやまえカルタや坂道ウォーキング、転入者向け情報誌ぐるっとみやまえの発行などを受け、新たなポイントとして「地域の担い手の育成」を挙げた。「素晴らしい知識や技術をもちながらも地域活動への参加のしかたがわからない区民を掘り起し、参加のきっかけをつくりたい」と直本委員長。
このポイントに基づき2つのテーマを設定。1つは「環境を生かした人づくり」、もう1つを「心を育てる地域と世代」とし、それぞれ部会を設置し、課題抽出と解決策を模索。提案書にまとめた。
環境を生かした人づくり部会では区民に身近な存在である公園に注目。区民が公園でのイベントに参加しやすい環境づくりをするため、公園を管理する市民団体や行政などのネットワークの構築や情報発信への取組みなどを提案した。
心を育てる地域と世代部会では世代間の交流をテーマに提案。現在、区内4小学校で児童の九九暗唱支援を行う市民グループなど子どもたちとの交流を図っている団体へのサポートや、現存するイベントに世代間交流のしかけを加えることや、郷土史などの専門家による対話型イベントの企画などを盛り込んだ。
12日は区役所で直本委員長他、副委員長の黒沢一之さん、宮崎孝さん、大槻幹雄さん、佐々木良司さんが石澤桂司区長に提案書を提出。その後、日下部佳正副区長を交え、活動報告などを行った。
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