県内の企業などで女性が開発に貢献した優れた商品に送られる「神奈川なでしこブランド」の第1回認定が行われ、区内から(株)ナノエッグの「マリアンナプラス 豊麗」とハップ・ビー・ビー(株)の「ウルトラミックス・パンケーキミックス」が選ばれた。
神奈川なでしこブランド(KNB)は女性の潜在力を多くの企業に理解してもらうこと、女性の活躍の場を積極的に設けてもらうことを目的に県が創設。有識者らの審査を経て、すでに商品化されているものを「KNB」、県内在住、在勤、在学する女性を対象に今後自ら商品化するアイデアを「なでしこの芽」、アイデアのみのものを「なでしこの種」として認定する。
第1回の認定では83件の応募がありKNBに44件、なでしこの芽1件、なでしこの種3件が選ばれた。
宮前区からは聖マリアンナ医科大学発のベンチャー企業、(株)ナノエッグ(山口葉子社長)の口もと年齢美容液「マリアンナプラス 豊麗」とオリジナルパンケーキとキッチン雑貨等を扱う通販会社ハップ・ビー・ビー(株)(内海亜紀子社長)の「ウルトラミックス・パンケーキミックス」が選ばれた。
豊麗は女性の肌コンプレックスの解消を目指し、同医大皮膚科学研究チームが開発。容器や箱のデザインも含め、すべての段階で女性が大きく貢献した。2010年の発売以来、約36万本を売り上げている。
ウルトラミックス・パンケーキミックスは内海代表が子育てを通じて考案。すべてが女性という同社スタッフとゼロから開発し、北海道産バターミルクが入った無添加パンケーキミックス粉を完成させた。2006年の発売以来、自社のネットショップ7店の他、全国の高級品スーパーで取り扱われている。
受賞に際し、ナノエッグの山口社長は「大変光栄に思う。これからも真の健康と美しさをめざし、スキンケアサイエンスに基づいた研究開発に注力したい」とコメント。
ハップ・ビー・ビーの内海社長は「認定されて嬉しい。KNBの普及で子どもを持つ女性が働きやすい職場環境づくりのきっかけになれば」と話した。
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