合同消防訓練で1日消防署長を務めた有馬白百合幼稚園園長 持田 進吾さん 東有馬在住 62歳
今できることを精一杯
○…3月3日に行われた春の火災予防訓練で1日消防署長を務めた。日頃からの地域貢献活動と訓練用AEDを宮前消防署に寄贈したことが縁で同署からのオファーがあった。経営する幼稚園の園児らも1日消防隊長を務めた。「子どもたちと一緒にいい経験ができた。すごく緊張したけどね」と笑う。宮前区で暮らす一員として、今後も積極的に地域活動に参加していく。
○…有馬白百合幼稚園の園長を務める。父から継いだ園長職も今年で8年目を迎えた。モットーは「興味、関心、感激、感動、感謝の心を育てたい」。園長自ら子どもたちを見守ろうと積極的に現場に顔を出す。「将来の担い手の子どもたちが自立できるような環境をつくる。それが役目だね」と熱を込める。園長職のかたわら、薬物防止指導員宮前支部長や保護司、東有馬地区社会福祉協議会副会長など様々な役職を兼任する。「自分にできることをやる。そうしていたらいつの間にか肩書が増えちゃったね」
○…大学卒業後、25歳で社会貢献で自己研さんをしようと東京青年会議所に入会。40歳で青年会議所を卒業した後は地元ロータリークラブに入会、現在も震災支援など、奉仕活動を続けている。幼児教育が発達していないスリランカに念願だった幼稚園の設立も実現した。「自分でアクションを起こさないと何も始まらない。できることからコツコツと。それが人の役に立つなら嬉しい」と話す。
○…昨年には初孫も誕生した。「かわいくてしょうがない。目に入れても痛くないくらい」とやさしい『おじいちゃん』の顔をみせる。多忙な日々の中、たまの休みはスポーツカーで夫人とドライブに出かける。「この時期はお花見、海にも行きたいね」。4年前に患った大病がきっかけで考え方も以前とは変わったという。仕事もプライベートも「今できることを精一杯やる」。今後もその行動力で社会に地域に、子どもたちの未来づくりに貢献する。
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4月12日
4月5日