欧州のラトビア共和国で開催された「ラトビア国際バレエコンクール」で宮前区土橋に教室を構えるワイダンスカンパニーエンターテインメントスタジオ(吉元和彦代表)から出場した2人が優勝、1人が3位を獲得した。ワイダンスカンパニーも指導力の高さを評価され急きょ設けられた特別賞を得た。
ラトビア国際バレエコンクールは毎年各国から多くの選手が出場する大会。今年は14カ国からおよそ600人が出場した。
ワイダンスカンパニーは今回、初参加にもかかわらず、海野桜子さん(11)がクラシックバレエ7歳〜11歳の部門、織戸美莉さん(16)が同15歳〜17歳の部で優勝。天久恵子さん(22)はモダン・ジャズ18歳〜26歳の部門で3位を獲得した。
また、海野さんは優勝をきっかけに、イタリアのローマ国際コンクールに予選免除の決勝出場権を獲得した他、今回2人のみが選ばれた同国の名門ロイヤルアカデミーオブダンスのサマースクールに参加できるスカラシップ賞を得た。
一方、ワイダンスカンパニーは心で踊る大切さや、バレエ、ダンスと幅広いジャンルへの指導力の高さが評価され、特別に設けられたベスト・バーサタイル・スクール・アワード・オブ・コンペティションを受賞した。
当紙の取材に対し海野さんは「初の海外コンクールで緊張したが、優勝できて嬉しい。海外ダンサーの表現力に負けないような力をつけ、イタリアのコンクールで頑張りたい」と話した。
また別の発表会と並行して厳しい練習のスケジュールをこなし出場した織戸さんは「きつかったが友人、先生の応援を受け気持ちで踊ることができた。頑張った結果が出て嬉しい」とコメント。モダン・ジャズの部で出場した天久さんはヒップホップの要素を取り入れたダンスで挑戦。「賭けみたいなところがあったが、国を超えて踊ることが好きだという気持ちが届けられた。これからも伝える心を鍛えたい」と話した。
講師の針山祐美さんは「若い時の海外での経験は貴重だと考え参加したが、まさか賞がもらえるとは思わなかった」と驚くとともに「賞という形だけでなく、子どもたちの成長が見られたことが嬉しかった」と喜びを話した。
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