事故などで腕や脚を失った人がプレーできる杖を使ったサッカー「アンプティサッカー」の体験会が18日、区内犬蔵の市消防訓練場体育室で行われた。区内でアンプティサッカー単独の体験会は今回が初。「障害者、健常者が一緒に楽しめる競技として普及させたい」と主催者は話す。
主催は障害者を含め、広く市民のスポーツの場づくりを進めているNPO法人ファンズアスリートクラブ(井上秀憲代表)。
アンプティとは「四肢のいずれかを切断した人」という英語。アンプティサッカーはこの腕や脚を失った人が金属製の医療用の杖を使って行う競技で、ワールドカップも開催されている。宮前区では全日本選手権が毎年行われている。
体験会当日は障害者と健常者関わらず小学生から40代まで17人が参加。全日本代表選手も在籍する地元チームアウボラーダ川崎の選手の指導の下、杖を使って「歩く」「走る」「蹴る」などの基本動作を練習した後、選手らとミニゲームを楽しんだ。
参加した事故で脚を失った市内の児童はアンプティサッカーを楽しんだ様子で、体験後「チーム(アウボラーダ)に入りたい」と話した。
同競技の普及を目指す井上さんは「障害者、健常者が一緒に楽しめるスポーツ。今後も普及に向けて体験会を開いていく」と話した。
尚、同NPOでは来年3月、市イメージアップ事業ハンディキャップスポーツフェスタを企画している。
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