川崎市は妊娠中の女性が風しんにかかると胎内感染で子どもに先天異常がでる危険を回避して欲しいと市内の医療機関と連携し16日から風しん抗体検査の無料実施を始める。翌年3月31日まで。協力医療機関は全市でおよそ380。区内では46医療機関が協力する。
妊娠中、特に初期の女性が風しんにかかると生まれてくる子どもが難聴や心疾患、白内障など先天異常を起こす「先天性風しん症候群」にかかる危険がある。
無料抗体検査の実施は、この危険の回避に有効とされるワクチン接種を検討して欲しいと、現在、風しんに対する免疫が十分かを確認してもらうことを目的としている。
昨年は4月22日から14年3月31日まで風しん緊急対策として予防接種の一部助成を行った。これは2012年6月ごろから全国で風しん患者数の報告数が急増。川崎市内でも12年後半から増加傾向を示し、13年の6週(2月4日〜10日)の11件から報告数が増え、20件を大幅に上回る週もあった。しかし、同年13年の40週(9月30日〜10月6日)くらいから収束を見せたことから予防接種の一部助成から抗体検査の無料化に変えた。
無料検査が受けられるのは川崎市民で、風しんにかかったことがなく、風しん含有のワクチン接種や抗体検査を受けたことがないことを前提に【1】妊娠を希望する女性【2】妊娠を希望する女性のパートナー【3】妊婦のパートナーとなっている。
妊娠希望の女性のみとする自治体もある中、対象の幅を広くとったという。
無料検査が受けられる医療機関は市のホームページで確認できる。
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