クラブでプロの指導を受ける児童
泳げない子どもを一人でも減らしたい―宮前区地域教育会議中学校区議長会（小川耕平代表）では、区内に２つのスイミングクラブを持つ（株）エスアンドエフ（小倉謙社長／サギヌマスイミングクラブ宮前平・鷺沼）の協力で、子どもたちの無料水泳教室を開いている。現在４００人ほどの児童が同スイミングクラブのプールで「苦手」克服に向けプロの指導を受けている。
この企画はエスアンドエフが発案した。きっかけはクラブ周辺の小学校にプールの授業の支援に行った時、泳げる児童と泳げない児童の差が大きいと感じたことだったという。「泳ぐという技術は身に着けば一生もの。今の内に身に着けてほしい」と考えた同社は、地域の教育環境の向上を目指し活動する市民グループ、区地域教育会議に打診。了承を得て実現した。
小学校を通して案内をしたところ、申込みは１０００人以上と定員を大きく上回ったという。
「地元企業としての地域への恩返しがしたかった」と小倉さん。また来年以降に関しても「地域貢献活動として継続していきたい」と意欲を見せた。
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