市立富士見台小学校で7月22日から24日までの3日間、「夏の寺子屋・富士見っ子」が開かれた。同校は昨年の選挙で福田紀彦市長が公約として掲げた地域学習支援事業のモデル校に選ばれている。今回の実施は本格的に寺子屋を開講する前の試金石として行われ、地域ボランティアの「先生」におよそ90人が学んだ。
放課後を使い、地域ぐるみで子どもたちの学習環境を整備しようと進められている寺子屋事業。事業初年度になる今年は全市で8つのモデル校が選ばれている。
宮前区からは早くから地域の住民から協力が得られていた富士見台小学校が選ばれた。運営はPTAや学習支援センター、町会等を中心に組織された実行委員会(竹丸草子代表)が担い、寺子屋「富士見っ子」と名付け開講していく。
今回の夏の寺子屋は今後、週1回の放課後学習などを始める前の試金石として開かれた。寺子屋の「先生」は地域教育コーディネーター風の泉、宮前区学校支援センター、同小の保護者らが務めた。内容は1・2年生は足し算や引き算の復習、3年生以上は九九の暗証を目指した。
竹丸代表は今回の寺子屋を通して「思った以上に参加希望者があり、手応えを感じた。学習スピードの違いで取り残されそうな児童も、地域ボランティアや、児童たち自身で支え合う姿が見られた。学ぶ居場所が作れた」と話す。
同校の寺子屋は、週1回の平日の放課後学習と月に1回の体験学習を予定している。放課後学習では英語、国語、算数などを学び、体験学習では地域の防災訓練や親子そば打ちなどを考えているという。
尚、同校では8月21、22日にも開講し、学習相談などを実施する予定。
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