神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2014年9月5日 エリアトップへ

「第53回神奈川県青少年武道錬成会」弓道男子個人の部で優勝した 嶋 友暉さん 川崎北高等学校 2年

公開:2014年9月5日

  • LINE
  • hatena

武の道で高みを目指す

 ○…12人がずらりと並んで1射ずつ的を狙う決勝は外したら即脱落という緊張感に満ちていた。5巡目で残っていたのは3人。「絶対に外さない」と誓った1射が見事的をとらえ、優勝を果たした。「春の大会では6本目で外してしまい、2位で悔しかった。優勝できて嬉しい」と率直な気持ちを語った。

 ○…小学生ではアイスホッケー、中学時代はサッカーと団体競技に打ち込んできたが、「一人で集中することをやってみたかった」と弓道部のある川崎北高校へ。選んだ理由は自分自身を磨く競技だったから。入部後100日間は基礎練習の毎日だったが辛くはなかった。昨年夏の合宿で初めて弓を引いた時は「足が震えた」と振り返る。最初はなかなか上手く的を射ることができなかったというが、今年の春、北高弓道部としても快挙の県大会2位を獲得。上達の秘訣を聞くと「月に一度だけ来る教士を独り占めしていた」と笑う。現在は部長も務め、約50人の部員の代表として弓道部を引っ張っている。

 ○…横浜市青葉区出身。男3人の末っ子。「いつも兄たちが喧嘩しているのをみていた」と笑う末っ子らしいマイペースな一面も。好きな歌手は渋く吉田拓郎。「小学生の時に母が聴いていたのをずっと覚えていて、中学3年生の時に改めて聴いてからファンになった」。ライブにも何度か行っているのだとか。「同年代と趣味が合わなくて困っている」と苦笑い。

 ○…「やりたいことがいっぱいある」と将来の夢は模索中。「自分の性格もまだ掴めていない」と悩める10代だ。だが、弓道場に立つ姿はまるで別人のように凛々しい。8月末の審査では弓道2段を取得した。現在は10月の新人戦と11月の神奈川大会に向けて鍛錬を積んでいるが、見据える目標はその先の来年の国体出場。県で3人しか選ばれない狭き門に挑む。「人より射ってきた自信はある」。射抜くべき的は見えている。

宮前区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

飯田 康行さん

宮前消防署長に就任した

飯田 康行さん

横浜市在住 58歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

森川 敦子さん

運営する学童で企業と共創しSDGsプログラムを実施した

森川 敦子さん

宮前区在勤 38歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

岸 真介さん

馬絹地域の有志を率いて落書き消しを行った

岸 真介さん

馬絹在住 67歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook