全国学力・学習調査 川崎市、全国平均上回る 言語活動の充実が要因
川崎市教育委員会は8月25日、「2014年度全国学力・学習状況調査」の結果を公表した。川崎市は、実施教科全てで全国平均を上回る結果となった。
全国学力・学習状況調査は教育指導の充実や学習状況の改善を目的に文部科学省が07年から実施。今年は4月に全国で行われ、川崎市は小学校113校の小学6年生、中学校51校の中学3年生が対象となった。調査科目は国語、算数、数学で基礎知識を問うAと主に活用を問うBが設けられた。
川崎市立小学校の正答率は全国平均と比べ、国語Aが0・3ポイント、国語Bが2・1ポイント、算数Aは1・0ポイント、算数Bは2・7ポイント上回った。中学校でも国語Aで1・2ポイント、国語Bで1・6ポイント、数学Aで0・5ポイント、数学Bで1・7ポイント上回り、全ての科目で全国平均より高かった。
また、全ての学年、教科でA問題よりもBが全国平均正答率を上回っている差が大きい結果となった。
授業力向上を
川崎市教育委員会は、今回の結果の要因について、各教科の言語活動の充実をあげている。川崎市では、基礎学力の向上に加え、自分の考えを書き、発表することで活用力を身に付ける授業を行っている。川崎市教育委員会担当者は「校内研修を充実させ、授業の研究を行っていることも要因ではないか」と話している。今後は、さらに調査結果を分析し授業力向上を目指していくとしている。
|
|
|
|
|
|
3月22日