川崎向ヶ丘ライオンズクラブの新会長に就任した 國友 直祐さん 國友電機(株)代表取締役 63歳
「クラブの魅力を伝えたい」
○…区内で募金活動などの奉仕活動をおこなう川崎向ヶ丘ライオンズクラブの新会長に就任した。今年30周年を迎えた同クラブ。これまでにミャンマーに自転車を寄贈するなど様々な活動をおこなってきた。「会長として自分にできることは少ないが、先輩方がこれまで積み上げてきた歴史をしっかりと引き継いでいきたい」と話す。『悔いの残らない1年に』を抱負に活動に打ち込んでいく。
○…38歳で同クラブに入会した。「大家さんに誘われて。若い世代がほしいからと父ではなく私に話が来てね」とニコリ。自身のライオンズクラブ歴は25年目を迎えた。「おかげで街に出かけたときに知った顔が増えた」と話す。仕事ではなかなか関わることのない地域の人とのつながりがクラブ活動の魅力の1つだという。世界が広がる感覚を楽しみながら活動に勤しむ。
○…本業は企業向けの電熱製品を手掛ける國友電機株式会社の代表取締役。大学卒業後、大手企業に就職。5年間の勤務を経て父親の跡を継いだ。「跡を継ぐというよりは一緒に働くという感覚」で会社に入ったという。7年前、父親が他界してからは自身が会社を守ってきた。「父は83歳まで毎日仕事をしていた。仕事を目一杯して人生を全うする生き方も悪くない」とほほ笑む。メールや電話での仕事が増えている中、顧客を訪ねて顔を合わせることを大切にしている。「昔流の営業ですかね。顔を合わせないと淡泊な付き合いになってしまう気がして」。人付き合いを大切にする温かい人柄がうかがえた。
○…平均年齢が70代の同クラブ。今後、活動を拡大するためにも会員の増強が必要だと考える。その為に「とにかく楽しくやることでたくさんの人にライオンズクラブの魅力を伝えたい。若い人にもどんどん参加してほしいですね」と話す。これまでの歴史を引き継ぎ、新たな風を招き入れる。「國友流」の舵取りが始まった。
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3月22日