ケガや病気などで足や手を切断している人がプレーする「アンプティサッカー」の第4回日本選手権大会が12日、区内土橋のフロンタウンさぎぬまで開催され、地元チーム「アウボラーダ川崎」が初の全国制覇を果たした。
同競技はクラッチと呼ばれる金属製の杖を使う負傷兵のリハビリスポーツとしてアメリカで考案され、2年に1度ワールドカップも開催されている。杖を自在に操るパスやシュート、激しい接触プレーもあり迫力のある試合展開が魅力だ。
アンプティサッカー日本一を決める同大会は東日本と西日本で3チームずつの予選リーグを9月に行い、上位4チームがトーナメントで優勝を競い合った。
FCアウボラーダ川崎は昨年4月に結成されたチームで宮前区を拠点に活動。昨年同大会に初出場で準優勝という結果を残した。今年は優勝を目指し、週末を中心に厳しい練習を重ねてきた。
決勝では連覇を狙うFC九州バイラオール(大分)と対戦。延長にもつれ込む接戦の末、延長後半でゴールを決め、2対1で見事前大会の雪辱を果たした。
同チームの半澤真一監督は「当日はメンバーの目の色がいつもと違った。気合も入っていて一番いい状態で試合に臨むことができた」と話した。
また同日、11月にメキシコで行われるワールドカップの日本代表メンバーが公式発表された。FCアウボラーダ川崎からは決勝で得点を決めた2人を含む5人のメンバーが選ばれた。半澤監督もGKコーチとして世界に挑む。
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