神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2014年11月7日 エリアトップへ

宮前区 公共(オープン)データ活用でまちづくり 魅力向上 課題解決に活かす

社会

公開:2014年11月7日

  • LINE
  • hatena
21のアイデアが生み出された
21のアイデアが生み出された

 行政機関等が保有する公共データを二次利用が可能な形で公開する「オープンデータ」。地理空間(G空間)情報のオープンデータを使い地域の魅力向上や課題解決をしようと宮前区でモデル事業が始まった。10月27日にはこのオープンデータをどう活用するか市民らがアイデアを出し合うイベント(アイデアソン)が区役所会議室で開かれた。

 地理空間情報とは地形や人の動き、施設の場所などその地域に関わりを持つ様々なデータを指す。このデータを活用し、国土交通省事業の一環として宮前区で先駆的に取り組む動きが始まった。「G空間未来デザインプロジェクト」と名付けられた同事業は慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(神武直彦准教授)を中心に、(株)フューチャーセッションズ、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの3者が連携。地理空間情報を活用してアイデアを具現化し、地域課題解決や魅力向上に向けた革新的なサービス創出のための仕組みを構築していく。

 その第1段階として開催されたアイデアソンには市民、企業、有識者、区役所職員など約100人が参加。「出掛けたくなる、みんなで健康になる街」と「地域資源の戦略的活用ができる街」をテーマに議論を交わした後、似た思いを持つ人同士で21チームが組まれた。「どうしたら坂が嫌いな人が楽しめるか」「どうしたら子どもが安心して遊べる仕組みができるか」などの実現したい目標に合わせて地理空間情報を効果的に使うサービスを考え、最後には各チームがまとめたアイデアを発表した。

 坂の上り下りの回数などでポイントを稼ぐスマートフォンアプリケーションやバスルートに付近の店情報や旬の農産物の案内等を連動させるサービスなど、宮前区の地域性に合ったユニークなアイデアが出た。

 12月にはアイデアソンで出た意見をどう形にするか話し合う「ハッカソン」、来年1月には普及へ向けた戦略立案などを行う「マーケソン」が開催される予定。
 

宮前区版のトップニュース最新6

県庁で凱旋公演

インクルーシブ合唱団

県庁で凱旋公演

手話と歌で音楽表現

3月29日

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

間もなく3カ月 啓発に力

3月29日

11年ぶり、全面刷新

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新

利便性、視認性を向上

3月22日

50年と未来を表現

川崎北高校

50年と未来を表現

記念ソングとロゴ作成

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

 市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

最優秀賞に西野川小

市PTA広報コンクール

最優秀賞に西野川小

紙とデジタルを駆使

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

  • 2月23日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook