宮前消防署(並木努署長)は12日、市立鷺沼小学校(三ツ木純子校長)に消火ホースキットを配備した。区内では初めての設置。
消火ホースキットとは大規模な地震で火災が多発した場合、消防隊の手が回らない火災に対して市民が初期消火できるもの。市内におよそ2万カ所設置されている消火栓に直接つなぐことができる。ホースの口径は40ミリで消防隊が使う65ミリよりも細く、女性や子どもでも扱えるという。
鷺沼町会の持田和夫会長は「早速来年1月の防災訓練で使用し、火災に備えていきたい」と話した。
市消防局は同キットを今年度から3年計画で避難所に指定されている市内175カ所の小中学校に順次配備する予定。区内では今年度中に菅生中、平中、有馬中、稗原小に設置。同局の山口高広警防部長は「消火器から一歩進んで、大規模災害に備え防災意識を高めてもらいたい」と話した。
なお宮前署によると今年の区内火災件数は43件(17日現在)。昨年同時期の30件から13件増。署では「乾燥する時期は特に注意を」と防災を呼びかけている。
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