生田緑地内初山地区(宮前区)の「飛森谷戸の自然を守る会」の自然環境保全や環境学習などを行う活動が評価され10日、国土交通大臣表彰に当たる「手づくり郷土賞」(大賞部門)を受けた。2001年度の一般部門受賞からおよそ12年。さらに栄誉ある賞を受賞した。
「手作り郷土賞」は全国各地で地域の自然や歴史、伝統、文化、地場産業などを積極的に活用し、魅力ある地域づくりに取組む団体に贈られる。
部門は一般と大賞の2段階に分かれ、一般は地域の緑地や公園などを中心に活動し、魅力づくりに貢献している事例に贈られ、大賞は一般部門受賞後、さらに活動を広げている事例に贈られる。29回目を数える今年度は、一般部門が15事例、大賞部門が4事例選ばれた。
「飛森谷戸の自然を守る会」の活動はこの大賞部門で選ばれた。
同団体は1996年、生田緑地内の初山地区の自然保護を目的に発足。2001年度には活動が評価されてこの一般部門(当時は地域活動部門)を受賞。以後も地域の住民や小学校を巻き込み、植樹や自然観察池の設置、ホタルの再生、農の風景の保全を目的とした水田管理といった自然環境を守る活動に加え、森の音楽会、田植え体験など自然を生かした地域住民参加型のイベントの開催など活動の幅を拡大していった。
今回の受賞は、この活動範囲の拡大と地域との連携が評価されたという。
守る会の設立当初から参加している高木さんは「栄誉ある賞を受賞できてうれしい。これまで活動に協力してくださった方に感謝しながら、これからも活動を広げていきたい」と話した。
認定証授与式は3月3日(火)午前10時から、生田緑地東口ビジターセンター(多摩区枡形7の1の4)でおこなわれる。
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