神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2015年3月13日 エリアトップへ

警察署・区役所消防署 区内17施設に土のう配備 浸水対策 時差埋め減災を

社会

公開:2015年3月13日

  • LINE
  • hatena
署名式では笑顔で握手を交わした
署名式では笑顔で握手を交わした

 区内の交番、消防出張所など計17カ所に区民に貸し出す土のうが配備されることとなった。これは警察署(松井誠治署長)と消防署(並木努署長)と区役所(野本紀子区長)3者がこのほど締結した「地域防災に関する覚書」によるもの。4月中に配備を完了させる。

 宮前区は高低差のある地形のため、大雨時には低地を中心に建物などの浸水被害が起きている。

 それを防ぐ土のうの区民への提供はこれまでも行われているが、宮前区道路公園センターのみのため、同センターから遠い区民にとっては浸水被害の拡大につながる懸念があった。

 今回の区内17カ所の土のう配備は、区民による自主的な浸水対策の時間差を埋めるためのもの。大雨時は3機関の最寄施設で土のうを受け取ることができるようになり、今までよりも早い対応ができるようになる。また、配備先の土のうの不足が想定された時は道路公園センターから追加される仕組みも作った。

 土のうの配備数等は18日に3者で話合い決めていく。

 なお、警察署、交番に土のうを常備するのは県下では初となる。

3者 防災覚書を締結

 土のう配備を含め、宮前警察署、区役所、消防署は地域防災における連携、協力の覚書を2日に締結した。これは警察署の松井署長の呼びかけに対して並木署長、野本区長が応じて実現した。

 覚書によると有事の際には各関係機関が有する施設や人材、資機材、機動力を相互に有効活用すること、備えとしては各機関の区内施設への土のう配備の他、合同訓練を実施し地域防災力の向上に取り組むこととしている。

 松井誠治宮前警察署長は「有事の際は現場での連携が重要となる。警察、消防、区役所が三位一体となって、こうした取り組みを進めていくことが大切」と話した。野本区長は「区民の安全、安心につながる取組み。関係機関の協力に感謝したい」と述べた。並木署長は「今回の土のう配備のような区民目線に立った取組が、宮前区から広まっていってほしい」と話した。

宮前区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

市民の「誇り」向上

市民の「誇り」向上

都市イメージ調査

4月5日

女性管理職は過去最高

川崎市

女性管理職は過去最高

職員2024年度人事

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook