神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2015年3月20日 エリアトップへ

50周年を迎えたセレサ川崎農業協同組合植木盆栽部宮前支部の支部長を務める 横山 健一さん 野川在住 72歳

公開:2015年3月20日

  • LINE
  • hatena

60年、70年と続く組合に

 ○…今年50周年を迎えたセレサ川崎農業協同組合植木盆栽部宮前支部の支部長を務める。創立初期から同支部に携わり、現在は総勢43人の組合員とともに活動する。1962年頃の宮前区の区画整理により都市化が進み、当時、緑を求めて植木は引っ張りだこだった。現在は個性的なものや家に合わせた庭など、繊細な技術が求められ、植木業界は転換期を迎えている。「切磋琢磨し合える仲間がいて本当にありがたい」と同組合への感謝を滲ませる。

 ○…植木の世界に飛び込んだのは22歳のとき。朝から晩まで休まず働いた約6年間の見習い時代を「あれがあったからこそ、これまで頑張れた」と振り返る。28歳のとき、祖父が野菜畑として利用していた土地を受け継いで本格的に植木生産をスタートさせた。植木職人としては44年のベテランだ。先日、20年ぶりに見に行ったという自身が携わった庭は、当時とほとんど変わらず管理されていた。「自分の作った庭にはやっぱり愛着がありますね」と植木への親心をのぞかせる。現在は息子が後を継ぎ、夫人と3人で植木場に出ることも。「家族で植木に携われるのはやっぱり嬉しい」と頬を緩ませる。

 ○…趣味の将棋では、付近の小学校で児童の相手になることもあるという。気の置けない仲間内で月1回開く将棋会は約40年間続いている。酒を楽しみながらの将棋は「親睦会みたいなものだから、上達はしませんね」と苦笑いするも、毎回楽しみにしている。

 ○…近年は後継者不足が叫ばれている中、同組合は若い世代の活躍が光る。今後はこれまで培ってきた同組合の歴史を若い世代に引き継ぎながらも「体力が続くうちは現役。まだまだ頑張らないと」と意気込む。先人が半世紀にわたり築いてきた同組合の歴史を末永く継続させるため、技術向上に労を惜しまない。「60年、70年と続く組合にしたい」と穏やかな口調の中に熱い想いが感じられた。
 

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

宮前区版の人物風土記最新6

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

森川 敦子さん

運営する学童で企業と共創しSDGsプログラムを実施した

森川 敦子さん

宮前区在勤 38歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

岸 真介さん

馬絹地域の有志を率いて落書き消しを行った

岸 真介さん

馬絹在住 67歳

3月22日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月15日

弘中 幸子さん

ピアニストで3月24日の「アルスノバ・クラシックコンサートウィズ・サクソフォーンズ」に出演する

弘中 幸子さん

有馬在住 60歳

3月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook