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宮前区版 公開:2015年7月10日 エリアトップへ

宮前区歯科医師会会長に7月1日付で就任した 広瀬 忠正さん 東京都在住 52歳

公開:2015年7月10日

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全世代の口腔健康維持を

 ○…区内の歯科医師57人が所属する宮前区歯科医師会。その新会長に7月1日付で就任した。保育園や小学校での健診事業をはじめ、みやまえ子育てフェスタへの参加など地域に根付いた活動を行なっている。子育て世代と高齢者が多い宮前区の特性に合わせた事業展開を目指し、高齢者向けの口腔ケアにも力を入れていく。「家族全員の口腔健康の維持をサポートしたい」と意気込む。

 ○…区内東有馬に「広瀬歯科医院」を開業して23年がたった。地域を知り、情報共有ができる仲間がほしいと1994年に同会に入会。市歯科医師会にも所属し、地域医療部として高齢者や障害者など社会的弱者へのケアを積極的におこなってきた。4年前に心筋梗塞で倒れてからは「周囲の支えがあるからこその自分」ということを実感した。「患者様が笑顔になって帰ってくれると嬉しい。元気をもらえる」と治療を待つ人のため、倒れてから2週間という早さで復帰した。会長職も「会員の支えがなければ務まりませんよ」と謙虚だが「地域の全ての人に寄り添った医療を提供したい」と熱い想いを語った。

 ○…趣味はラグビー。歯科医師で構成されるラグビーチームに所属し、医療従事者や医学生が出場する大会「メディカルセブンズ」のオーバー40枠に10年程前から出場している。「もう全然走れない。今年は合宿でもしようかと話してますよ」と楽しげだ。2女1男の「お父さん」。中学生の息子は父親の背中をみて幼稚園の頃からラグビーを続けている。「息子やチームメイトのマウスガードをつくったこともありますよ」

 ○…課題は会員増強。仲間と一緒に地域の健康増進に携われる魅力を広く伝えていく。開業医や若い世代の会員が多い同会。会員同士の親睦を深め、悩みや情報を共有していく。「健康に人生を全うできる社会になるよう、歯科医として携わっていく」と広瀬流の舵取りがスタートした。

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