川崎市で7月から熱中症による救急搬送が増加している。市消防局によれば、今年5月から8月2日までの熱中症の発生件数は243件。昨年同時期の175件を68件上回り、昨年5〜9月の累計305件を超える勢いだ。
その内訳は5月に11件、6月に9件、7月に187件。関東各地で猛暑日となった8月1日と2日には、2日間だけで36件となった。区別では川崎区が最も多く、日中の人口流入の多さが要因と考えられる。
年齢別では全体の44%を65歳以上が占めている。屋外・屋内別では屋外が151件(62%)、屋内が91件(37%)。屋内では室内生活中が73件に上った。特に、高齢者が室内で気づかないうちに熱中症になってしまうケースが多いという。
熱中症による搬送は梅雨明けの時期とお盆明けの時期に増えやすいというが、「梅雨明けから日数が経っても継続して1日10件程の搬送がある。熱中症が多い年に見られる傾向」とも。
市消防局では「喉が渇く前に小まめに水分・塩分補給をしてほしい。室内ではエアコン等をうまく利用して」と呼びかけている。また、熱中症の症状が見られた場合について「涼しい場所で衣服を緩め安静に。動けないときはためらわず救急車を呼んでください」と話している。
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