神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2015年9月11日 エリアトップへ

ノロウイルス 今冬大流行か 新型が主流になる可能性

社会

公開:2015年9月11日

  • LINE
  • hatena
10年間の感染性胃腸炎の患者数(ロタウイルスなども一部含む)
10年間の感染性胃腸炎の患者数(ロタウイルスなども一部含む)

 今冬ノロウイルスが大流行する可能性があるとして、川崎市はシーズンを前に市民に注意を呼び掛けている。昨年3月に新種のウイルスを発見し、今年同新型が主流種になる可能性があるため。主流種になった場合、例年感染者の多い高齢者や乳幼児だけでなく幅広い年代で感染が広がる恐れもあるという。

 ノロウイルスは、冬場に患者数が増える感染性胃腸炎の一種。高齢者や乳幼児を中心に激しい嘔吐や下痢を引き起こす。通常は症状が1日から2日続いて回復するが、まれに重症化し死亡に至るケースもある。

 近年の主流のウイルス型は「GII・4」だったが、川崎市の研究チームが昨年3月に変異体を発見。国立感染研究所などと共同で、さらに詳しい調査・検査を進めて、新種ウイルス「GII・17」と断定した。

 ノロウイルスは遺伝の変異をおこしやすく、新種が生まれやすいと言われている。新たなタイプが出てくると、免疫がないため、高齢者や乳幼児だけでなく、抵抗力の落ちた大人にも感染が広がり、大きな流行になる恐れがあるという。2006年にノロウイルスが大流行した際も「GII・4」が初めて主流になった年だった。

 市によると、今年1月から同新種の感染者が増え始め、流行期間を過ぎた1月末頃からは全ての患者がこの「GII・17」になっていたという。こうした要因があることから、市はシーズンを前に、市民に注意を呼びかけたという。

 健康安全研究所では、「大流行というのはあくまでも可能性の一部。主流種になるのが遅い場合も過去にはあったが、流行する可能性はあるだけに注意は必要。手洗いなど、ごく当たり前のことが最も有効な予防手段になるので今から習慣づけを行い、対策を徹底してほしい」と話した。
 

宮前区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

市民の「誇り」向上

市民の「誇り」向上

都市イメージ調査

4月5日

女性管理職は過去最高

川崎市

女性管理職は過去最高

職員2024年度人事

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook