市立鷺沼小学校(三ツ木純子校長)は来年11月に創立40周年を迎える。これを受け、「子どもたちにより快適に学校生活を送ってもらいたい」と保護者らによる1年間のトイレ清掃ボランティアが始まった。
同校ではここ数年で耐震補強工事やトイレ設備の一部工事が行われてきたが、児童だけでなく学習参観等で訪れる保護者らもトイレの古さ、汚さを実感していた。町会や商店会など地域ぐるみで40周年行事に向け動き出す中で保護者でも何かできないかと考え、PTA役員の小川宏子さんをはじめとする有志9人のメンバーで企画を立ち上げた。
同企画では1年間で計12回、校舎内と体育館のトイレ全13カ所を清掃する。24日には第1回の活動として、公共施設のトイレ清掃などを行う(株)IBS(矢野智之社長)を招き「お掃除講習会」を実施。約50人の保護者らが参加した。
講習会では実際に使用する用具の説明やデモンストレーションなどが行われた。掃除を体験した保護者からは「汚れがひどく大変だったが学んだやり方でピカピカになり嬉しい」、「子ども達にキレイに維持して使ってもらいたい」との声が聞かれた。同社の矢野社長は「皆さんの熱意に圧倒された。これから1年、技術的なアドバイスなど協力できれば」と話した。
活動に賛同する保護者らだけでなく、学校施設を利用する合唱やバレーボールなどの地域団体の協力も得ていくという。小川さんは「多くの方の協力に感謝。それぞれができる範囲で無理なく活動を続けていきたい」と話していた。
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