川崎市自治功労賞を受賞した 持田 和夫さん 鷺沼在住 66歳
実行力で地域を牽引する
○…住民自治の振興と発展に貢献した町会・自治会長に川崎市から贈られる自治功労賞を受賞した。「町内会長を続けてきてこれ以上の賞はない」と喜びを噛みしめる。鷺沼町会会長のほか、宮前地区連合町内会や区全町内・自治会連合会の会長など地域の核を担う。企業と連携しての防犯カメラ設置や大規模防災訓練の実施、メンバー同士の交流を深める研修会の企画などその実行力で地域を牽引してきた。「支えてもらった皆様のおかげ。賞に恥じぬよう頑張らないと」と気を引き締める。
○…鷺沼町会に携わったきっかけは父親の存在。13代続く鷺沼ビル管理株式会社の跡を継ぐのと同時に地域活動に足を踏み入れた。鷺沼の魅力を聞くと「起伏はあるが穏やかな街並みでとにかく人が良い」と絶賛する。自身も生まれ育った鷺沼を安全安心の街としてさらに発展させるため警察や消防、行政との連携を強め、尽力してきた。「誠心誠意、街の人の声に耳を傾けてどんどん挑戦することが大切」と力を込める。そんな鷺沼を大切にする想いが、困った時に相談される地域住民からの信頼の厚さに繋がっている。
○…「体が町内会になっちゃってるね」と開くスケジュール帳は地域活動の予定でびっしりだ。ほとんど休みなく地域を奔走する毎日だが、そんな日常の癒しは3人の孫。「とにかく可愛い。つい甘やかしちゃうね」と頬を緩ませ、孫の写真を見せる表情は優しいおじいちゃんの顔だ。
○…今後は鷺沼駅周辺の開発や市が進める地域包括ケアシステムの構築に力を入れて取り組んでいく。「行政の手が届かない部分を地域住民が協力して補ってやっていかないと」と協力を呼びかける。高齢化や核家族化でより地域のつながりが大切となった今、「自分の子どもや孫にいい街に住めてよかったと言ってもらえるよう、次の世代まで安心して暮らせる街にしたい」と熱い想いを語った。
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4月19日
4月12日