神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2016年5月5日 エリアトップへ

川崎市 健幸福寿P(プロジェクト)7月本実施へ 要介護度改善で報奨金

社会

公開:2016年5月5日

  • LINE
  • hatena

 市は、介護保険給付費上昇の抑制を目的に、要介護度を改善した事業所に市が報奨金等を与える仕組み『かわさき健幸福寿プロジェクト』を7月1日から本実施する。来年6月30日までの1年間を1サイクルとして評価する。

 現在の介護保険制度は要介護度に応じて事業者に支払われる介護報酬が設定される。介護度が高いほど報酬は高くなるが、要介護度が改善された場合、評価に反して報酬は減る。これに対し、市は介護サービス利用者の要介護度が改善または維持が図られた場合、事業者に対して独自の報酬であるインセンティブを与える新しい仕組みを検討。事業者の意欲を高めることで利用者の要介護度が改善され、介護保険給付費を抑制する狙いがある。

 市は2014年に3カ月間、昨年7カ月間のモデル事業を実施。昨年は100カ所を目標としたが、137事業所が参加し、ADL(日常生活動作)と要介護度の改善を図るためには個々の事業所の取組内容以外にどのような体制づくりが有効なのかを検証。「ケアマネジャーを中心にデイサービス、ホームヘルパーなど関係者全員が同じ方向を向いたチームケアが重要」との意見が多かったという。

 市は本実施に際して目標を定め(表参照)、それに基づき評価を下す。インセンティブについては改善が認められた場合は、翌年9月に、報奨金として1事業所につき5万円程度を拠出するほか、評価に応じ、市長表彰や成果を上げたことを示す認証シールの授与、市公式ウェブサイトへの掲載等を行う。

 住民の介護予防マネジメントなどを総合的に行う地域包括支援センターの宮前区内のセンター長の1人は概ね内容には好意的だが、「今後介護報酬の減額と報奨金による穴埋めとの状況が事業所にどう影響してくるのか見極めたい」と慎重な姿勢を崩さない。 

 市は「報奨金の額としては大した額ではないかもしれないが、認証シールやサイト掲載により、事業所の信頼を高めるメリットにつながるはず」と話している。

宮前区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

市民の「誇り」向上

市民の「誇り」向上

都市イメージ調査

4月5日

女性管理職は過去最高

川崎市

女性管理職は過去最高

職員2024年度人事

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook