「子育てしやすいまちづくり」を目指し、子育て中の母親らとNPO法人ピープルデザイン研究所(東京都渋谷区)代表理事の須藤シンジさんらが、「子育ての応援スポットの開拓・普及」に向けて活動している。19日には、スポットとして依頼する店舗や企業のリストアップとアプローチのスケジュールについて話し合った。
ピープルデザイン未来塾は、宮前区子育て支援事業の一環として須藤さんを講師に昨年5月にスタートした講座がきっかけで発足。区内外から子育て世代を中心に24人が公募で参加した。
須藤さんが代表理事を務めるNPO法人ピープルデザイン研究所は、一昨年7月に川崎市と包括協定を締結している。同NPOは既存の考え方にとらわれずに、性別・年齢・国籍・身体・意識の違いによる課題を、創造力をもって解決していこうという考え方を提唱。その考え方をうけて未来塾は「住民みんなが子育てを応援する区」を目指して、子育て中の困りごとや悩みを自ら解決する企画「子育て応援アクション(仮称)」の実現を図る。
具体的な成果として「子育て支援マップ」の作成を計画するが、現在それに盛り込まれる予定の「みやまえ子育て応援スポットの開拓・普及活動」を進める。
19日には区保健所集団教育ホールで、野本紀子区長も参加し、協力をお願いする同スポットのリストアップや依頼スケジュールなどについて話し合った。
応援スポットは、例えば「乳児のミルクを作る際にお湯を提供してくれる店」や「おむつ交換ができる台や場所がある店」など、子育て中の母親が気軽に立ち寄れたり、サポートしてもらえる店舗・企業など。メンバーによると、現在協力してもらえる店舗等は20〜30カ所ほどだといい、今後、今回リストアップした場所に協力を依頼していく。
メンバーらは、「金融機関や医療機関、スーパー、飲食店ほか、あらゆる店舗に協力をしていただけたらありがたい」と話す。
協力に関する問い合わせは、区役所地域ケア推進担当【電話】044・856・3253へ。
宮前区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|