たちばな経済研修会(渡邉礼子会長)の「25周年記念チャリティ講演会」が5日、ホテル精養軒で行われ、元サッカー日本代表の前園真聖さんが訪れた。
前園さんは「第2の人生」をテーマに、スポーツ解説や五輪競技の取材、全国の子たちへのサッカー指導など現役引退後の活動について語った。その中で、「人生の分岐路」になった2013年秋の暴行事件について言及。「多くの方に迷惑をかけ仕事もなくなり自分一人では何もできないと気付かされた。そこで初めて自分を見つめ直し、ダメな所を認め、受け入れた」と苦悩の日々を振り返った。それでも「元いた場所へ戻る事が逃げないということ。必要とされる人間になると決めた」と、社会や人との繋がりの大切さに触れた。
今も禁酒を続けるという前園さんに、参加者から「酒を断ちたいがどうしたらいいか」と質問が飛ぶと、「周囲に宣言するのも一手。僕はもうノンアルコールで充分美味しい」と笑わせた。
なお同会は、高津、中原、宮前、青葉各区の経営者が社会貢献等行う団体。この日は10万7千円の募金が集まり、同会で支援金を加算し熊本被災地へ寄付する。
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