市立宮前平中学校陸上部のリレーチームが先月21日から24日にかけて長野県で開催された第43回全日本中学校陸上選手権大会の4×100mで3位に入賞。快挙を成し遂げた。
全中陸上大会の4×100mリレーは都道府県大会の優勝者のみが出場できる全国の舞台。
今大会、宮前平中は予選を43・09秒、準決勝を43・02秒で走り、徐々に調子を上げていった。決勝では43・02秒の好タイムを出したが、福大大濠(福岡)と大阪花園(大阪)にわずかに及ばず3位となった。なお、準優勝の福大大濠との差は0・01秒。優勝した大阪花園が日本中学タイ記録(42・77秒)をたたき出すレベルの高いレースとなった。宮前平中のメンバーは林佳輝さん(3年/一走)、安藤慶祐さん(3年/二走)、元木辰之丞さん(3年/三走)、矢崎稜典さん(3年/四走)の4人。林さんは「優勝を目標にしていたのでとにかく悔しい」と話しながらも、「全国3位になれたのは努力してきた成果」と大会を振り返った。
全国での活躍を見せたメンバーは昨年から頭角を現しており、県内でも注目されていたという。当時2年生だった安藤さん、林さん、矢崎さんに、3年生だった間壁之英瑠さんを加えたメンバーで出場した昨年10月の県中学校総体陸上4×100mリレー決勝では大会記録で優勝している。
今年3年生となった3人に元木さんを加えた今大会では他との経験の差を見せつけ、結果に結びつけた。同チームの強みはバトンパス。顧問の國田教諭は「県内では走力でも勝負できるが、全国の舞台では走力だけでは勝てない。特にバトンパスを磨いてきた」と話す。しかし、今大会直前に出場した関東大会ではバトンパスにミスがあり失格。反省を生かし全国に向けて修正し、見事全国3位を手にした。矢崎さんは「今後は全国中学タイ越えを目標に頑張りたい」と話した。
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