聖マリアンナ医科大学(区内菅生)で9日、防災訓練が行われ、病院職員、医師、看護師、学生ら約800人が参加した。
災害時の医療救護活動において中心的な役割を担い、重症患者の受け入れを行う災害拠点病院に指定されている同医大病院。三宅良彦学長は「有事の際は通常外来は止めて重症患者の受け入れがメインになる。軽傷者は地域の先生にお願いすることになるので、地域の方の理解が必要」として、今回は自治会関係者や地域住民も見学に訪れた。
この日は地震発生時の被災状況報告や避難訓練後、入院患者の搬送訓練などを実施。この他、学生らによる、患者の重症度や緊急性で治療の優先順位を決定する「トリアージ」訓練も行われた。梯子車による救助訓練や起震車体験などもあり、大規模な訓練となった。三宅学長は「今後は地域と連携した災害対策を進めていきたい」と話していた。
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