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宮前区版 公開:2016年9月23日 エリアトップへ

三田橋商店会 夜店市28年の歴史に幕 会員減少で運営者不足

社会

公開:2016年9月23日

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夏の風物詩となっていた夜店市
夏の風物詩となっていた夜店市

 宮前区有馬5丁目周辺店舗が加盟する三田橋商店会が毎年開催してきた8月の夜店市が、今年で最後となることが分かった。同商店会によると高齢化や会員数の減少で運営者の確保ができないことが主な要因だという。

 三田橋商店会(榎本勝男会長)の夜店市の初開催は1989年。商店会と地域住民との交流の機会、地域の魅力づくりを目的として28年開催してきた。会場は有馬5丁目周辺の同商店会が並ぶ通りの歩道で、開催時には多数の出店が並び、警備がでるほど。2011年の東日本大震災発生からは売上金の一部を、日本赤十字社を通じて被災地に送り支援するなど、地域を越えた社会貢献活動にも取り組み、最後となる今年の夜店市でも10万5600円の寄付が集まったという。

 夜店市をやめる主な要因は運営者の不足にあるという。同商店会では、役員の担い手となる会員が減少し、さらに現会員の高齢化が進み、夜店市の運営者となる人材が確保できなくなってしまったという。

 同商店会の榎本勝男会長は「続けられないのは非常に残念。今年もたくさんの方に来ていただけて、良い閉幕となった」と話した。

 商店会の会員減少は三田橋商店会以外でも課題となっている。今後、減少が続くと存続が危ぶまれる商店会もあるという。

 商店会は街路灯の管理整備や地域見守りのほか、最近では防犯カメラの設置を進めるなど安全安心のまちづくりに貢献している。このまま衰退が続けば地域住民の生活を支える役割を担うことが難しくなる可能性がある。区商店街連合会の小泉俊輔会長は「地域には新たなお店も増えている。若手後継者の育成など、会員増強に向けた取組が必要」と話した。

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