市の文化、芸術、地域社会、市民福祉及びスポーツ等の各分野においてその向上や発展に尽力し、功績が顕著な個人・団体を表彰する「平成28年度川崎市文化賞」の受賞者が先月20日、決定した。第45回目となる今年は5人2団体が受賞。宮前区からは影向寺重要文化財・史跡保存会(小泉一郎会長)が表彰される。
同会は1951年の結成以来、区内野川の古刹影向寺の維持保存、修繕、境内美化活動に努めてきた。本堂の薬師堂は県指定重要文化財、本尊の木造薬師如来両脇侍像は国指定重要文化財に指定されている。また、同保存会では薬師如来両脇侍像の国宝認定に向けて署名活動等にも力を入れており、多方面の活動が評価された。
昨年には、影向寺を含む「橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡群」が市内初の国史跡に指定されている。小泉会長は「国史跡指定は国宝認定に向けても大きな第一歩。それに加え、このような賞をいただけて嬉しい。関係者の皆様に感謝している」と話した。
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