今年で15年目を迎える子育てフェスタの企画委員長を務める 田中 未来（みき）さん 南平台在住 39歳
地域で子育てを楽しむ
○…今年は10月22日に開催される「みやまえ子育てフェスタ２０１６」の企画委員長を務める。今回で15年目を迎える同イベントは母親たちが自身の経験からテーマを決め企画運営するもの。昨年初めて委員長としてスタッフをまとめる立場となった。「最初は委員長として全ての企画に関わっておきたくて全部とりあえずやってみたのですが、やっぱり大変で」と苦笑い。先輩スタッフからできないことはやらなくて大丈夫とアドバイスをもらい、委員長の役割は周りを見渡し、フェスタを無事に成功させることだと気付いた。
○…出身は大阪で、結婚を機に宮前区に移り住んだ。見知らぬ土地で生まれたばかりの娘と二人きり。心細さもあった。参加のきっかけは通っていた「赤ちゃん広場」のスタッフに声をかけられたこと。「何も分からないまま始めたけど、今思うと参加してよかったと思います。子どもと一緒に出かけることができて、さらに先輩ママに悩み相談もできました」とにっこり。
○…11月に第２子の出産を控える。長女を妊娠した時は自分が親になる実感が湧かず、ナーバスになって「母親になれない」とこぼしたことも。そんな時にご主人の「なれるよ」と力強い一言が心の支えになった。今では日々できることが増えていく娘の成長を見守ることが何より嬉しいと話す姿は幸せそのもの。「今年の私の誕生日に娘が起きてまず『誕生日おめでとう』と言ってくれたのはうるっときちゃいましたね」
○…フェスタの魅力は関わってくれる人の温かさ。イベントに向けてほぼ１年を使って準備を進める。先輩スタッフは現役スタッフが準備に集中できるよう子どもの面倒を見てくれるそう。途中で妊娠して抜けていたママが戻ってくるとスタッフは決まって「おかえり」と声をかける。子育てフェスタは子どもの健やかな成長を願うママたちの憩いの場だ。今年もフェスタの成功を願うばかりだ。
宮前区版の人物風土記最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
＜PR＞
